蜂の巣が作られるのは軒下や庭木といった目に見える場所だけではなく屋根裏や床下や壁の中や戸袋といった閉鎖的な空間は雨風をしのげて外敵から身を守れるため蜂特にモンスズメバチやキイロスズメバチやミツバチなどにとって絶好の営巣場所となりますがこうした場所での駆除は開放的な空間での作業とは比較にならないほど難易度が高く危険を伴うため自力で行うことは絶対に避けるべきです。まず最大の問題は巣の全貌が見えないことと逃げ場がないことであり狭くて暗い屋根裏や床下で大量の蜂に襲われた場合人間はスムーズに動くことができずパニックに陥って脱出に時間がかかりその間に集中攻撃を受けて最悪の場合命を落とす危険性があります。また閉鎖空間で殺虫スプレーを大量に使用すると充満したガスに引火して火災を引き起こすリスクや作業者自身が薬剤を吸い込んで中毒症状を起こすリスクも無視できません。さらに厄介なのが駆除の過程で驚いた蜂が室内に逃げ込んでくる可能性が高いという点であり通気口や配管の隙間あるいは天井板の隙間などを通じてリビングや寝室に興奮した蜂の大群が雪崩れ込んでくれば家族全員が危険にさらされることになります。特にキイロスズメバチは巨大な巣を作ることで知られており屋根裏全体を占拠するほどのサイズになっていることも珍しくなく壁の中に巣を作られた場合は壁を解体しなければ取り出せないこともあります。プロの業者はこうした難所作業において防護服はもちろんのこと暗闇でも視界を確保する特殊な照明や巣の位置を正確に特定するサーモグラフィカメラや薬剤を安全に拡散させるための専用機材そして何より蜂を室内に漏らさないための養生技術を持っています。また屋根裏や床下の巣は発見が遅れがちで天井にシミができたり羽音が響いたりして初めて気づくことが多いのですがその時点ですでに巣は巨大化しており素人の手には負えない状態になっていることがほとんどです。加えて巣を撤去した後も清掃や消毒が必要不可欠であり放置すれば死骸や巣の残骸からウジが湧いたりハエが発生したり蜜が垂れて天井板が腐ったりといった二次被害を招くことになります。費用は高額になる傾向がありますがそれは高所作業や狭所作業という特殊な環境手当と家屋を傷つけずに蜂だけを排除するという高度な技術に対する対価であり家族の安全と家の資産価値を守るためには必要な出費であると割り切って専門知識を持った業者に依頼することが唯一の正解と言えるでしょう。