天井の隅や家具の裏そして玄関灯の周りなどに張られた蜘蛛の巣は見た目が悪いだけでなくホコリを吸着して黒ずみ家の美観を損ねる厄介な存在です。特にユウレイグモやオオヒメグモなどは一度巣を撤去しても同じ場所に執拗に巣を作り直す習性があるため単に取り払うだけではいたちごっこになってしまいます。蜘蛛に巣を張らせないためには蜘蛛が嫌がる環境を作ることと巣を作りづらい物理的な障壁を設けることが重要です。まず最も手軽で効果的なのは蜘蛛用の忌避スプレーを使用することでありピレスロイド系などの殺虫成分に加えてシリコーンコート成分が含まれているスプレーを壁や天井軒下などの巣を作られやすい場所に噴霧しておくとその表面がツルツルになって糸が張り付きにくくなり蜘蛛が巣作りを諦めます。効果は一ヶ月から数ヶ月持続するものが多く定期的にスプレーするだけで綺麗な状態を維持できます。また蜘蛛は特定の匂いを嫌うためハッカ油やヒバ油柑橘系の精油などを水で薄めたものをスプレーするのも天然成分にこだわりたい人にはおすすめの方法ですが揮発性が高いため頻繁にスプレーし直す必要があります。物理的な対策としてはこまめな清掃が基本であり蜘蛛はホコリやゴミがある場所を好んで巣の足場にするためハタキや掃除機を使って天井や壁のホコリを定期的に取り除き常に清潔にしておくことが予防につながります。特に静電気でホコリを吸着するタイプのモップを使えば高い場所の清掃も簡単に行えます。玄関灯や外壁などは夜間に虫が集まりやすくそれが蜘蛛を呼び寄せる原因となるためLED電球に交換して紫外線量を減らし虫が集まりにくい環境を作ることも有効です。またベランダの手すりや室外機の裏など隙間や入り組んだ場所は蜘蛛にとって絶好の隠れ家兼巣作りスポットとなるため不要な物を置かずに風通しを良くしておくと蜘蛛が定着しにくくなります。もし既に巣が張られてしまった場合は巣を除去するだけでなくその周辺に卵のう(卵が入った袋)がないか確認しあればそれも確実に除去しなければすぐに子蜘蛛が大量発生することになります。蜘蛛の巣予防は一度やれば終わりではなく定期的なメンテナンスが必要ですがスプレーや清掃を習慣化することで不快な巣のない快適な空間を維持することは十分に可能ですので週末の掃除ルーチンに天井の隅のチェックを組み込んでみてはいかがでしょうか。
不快な蜘蛛の巣を張らせない予防テクニック